自家歯牙移植術について その2
前回からの続き
前回は 、『自家歯牙移植術は、すぐにダメになってしまう(予後が悪い)』との理由で 、これを採用している歯科医師がとても少ないことをお伝えしました。 どうしてすぐにダメになってしまうのだろう・・・ 何に問題があるのだろう・・・ 私が考える、自家歯牙移植術の予後が悪くなる原因は2つあります。 そのうちの1つは『自家歯牙移植術を行う術者の技術上の問題』 もう1つは『適応条件の誤り』です。 自家歯牙移植術を行う術者の技術上の問題 自家歯牙移植術を行うのに、埋入窩の形成以外は、特別な器具も 特別な技術も必要ありません。- ・基本的な局所麻酔を丁寧に行うこと
- ・基本的な虫歯除去を丁寧に行うこと
- ・基本的な抜歯を丁寧に行うこと
- ・基本的な歯周外科手技(切開・縫合)を丁寧に行うこと
- ・基本的な根管治療を丁寧に行うこと
- ・基本的な補綴処置を丁寧に行うこと