万代総合歯科診療所 ビデオコラム 「歯ブラシは毎日消毒しなければいけないのか?」
群馬 歯科 前橋 高崎 伊勢崎 桐生 太田 歯ブラシの消毒 予防歯科
万代総合歯科診療所 のビデオコラムです。
今回のテーマは、『 歯ブラシは毎日消毒しなければいけないのか? 』です。
歯磨きをするときに 必ず使う“歯ブラシ”ですが、使った後の処理は どうしていますか?
水洗いだけだったり、薬液を使って洗ったり、やり方が 違うと思います。
実際は、どこまで消毒をした方がいいのか、疑問になるところですよね。
ぜひ、動画をご覧になって、ご確認ください。
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『 歯ブラシは毎日消毒しなければいけないのか? 』(5m11s)のビデオコラムです。
書き起こし
皆さんこんにちは。 万代総合歯科診療所のビデオコラムに ようこそ おいでくださいました。
本日は「歯ブラシは 毎日 消毒しなければいけないのか?」というテーマで お伝えしていこうと思います。
日々の歯磨きは、歯の 表面についた プラーク、歯垢 とも呼ばれます、事実上、ばい菌の塊 というふうに 解釈していただいて よろしいのかと思いますけれども。
これを こすり落とす ことによって、口の中を きれいにして、虫歯 とか 歯周病 になっていくのを 予防する という役目を 果たしているわけです。
そのプラーク、すなわち ばい菌の塊を 歯ブラシで 落としているわけですから、この歯ブラシも、さぞや ばい菌だらけ なんじゃないかということで 心配をされてしまいまして、大半の方は、そのあとは ブラシ自体を、水洗、水洗いで洗って というような終わりの方が 多いだろうと思いますけれども、これに加えて、煮沸消毒、お湯の中に ぐらぐらと煮る と言うやつですね。
これとか、専用の 何か殺菌剤、殺菌効果のある 薬剤につけて消毒をする とか、といういうような方も いらっしゃるようですね。
ちょっと今日は、これを 解説していきたいと思います。
ちょっと視点を変えて お話をしていきます。
例えば、洗濯をするときに、お風呂の 残り湯を使う とか、トイレを 流すときの水を、飲み水 じゃないものを、いわゆる 飲めない水 と言えばいいんですかね、これを 使っている というご家庭もあるのかと思うんですね。
何で こんなことをするのか というと、これは、その風呂の残り湯、「だって、昨日 家族が入ったお湯じゃん? いくら身内でも ねえ…?」と思っても、その風呂のお湯よりも 洗濯物のほうが 汚れている。
「飲めない水を、使うなんて」と思っても、その 飲めない水よりも、これから洗う 便器のほうが 汚れの度合いが 高いから、それを使っているわけですよね。
これと同じで、水洗いした程度の 歯ブラシ、「これ、きったねえじゃねえか」、まあ 汚いっちゃ 汚いないんですが、少なくとも 滅菌ではありませんのでね。
こうやって ざーっと洗った程度の 歯ブラシよりも、これから入れる 口の中のほうが、よっぽど汚いんですね。
こういうことで、歯科医院側も あまり 厳密な消毒をすすめる ということは、情報発信は ほとんどないのかな というふうに解釈しています。
したがいまして、歯ブラシ そのものを お湯の中でぐらぐら煮る、いわゆる 煮沸消毒 をしたり、殺菌効果のある 薬剤につけておく ということは、例えば、さっき言った 洗濯に使う お水とか、トイレを流す水を ペットボトルの水を買ってきて、それを使うとか、というのと 同じような行為に 相当するわけです。
つまり 結論でいうと、やってもらってもかまわないですが、労力とか、コストの割に合う効果が 期待できないんじゃないかな というふうに考えております。
もちろん、その水洗自体は、なるべくきれいに、というのはやっておいたほうが いいと思います。
ですが、これも ちょいちょい で終わりというのも何ですからね、それぐらいは きれいにやるのはいいかと思いますが、あまり、そこから向こうの 潔癖的な、本当に何か「ばい菌感染恐怖症」とか、そういうような レベルで やっておられるのであれば、「それはちょっと 無理をしないほうがいいんじゃないの?」ということを お伝えしていきたいと 思っております。
参考までに、私はやっていません。水の中でジャーッとやるだけです。
これ自体は しっかりやっているつもりですけれども、水洗だけで 十分じゃないかな と思っております。
本日は「歯ブラシは 毎日 消毒しなければいけないのか?」というテーマで お伝えしました。
※ 以下も、ご参考になさってください。