万代総合歯科診療所 ビデオコラム 「現状の銀歯をセラミックの歯に換えることは可能か?」
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万代総合歯科診療所 のビデオコラムです。
今回のテーマは、『 現状の銀歯を セラミックの歯に 換えることは可能か? 』です。
銀歯には、有害な成分が 入っているから、取り外して セラミックに変えた方がいいのでは… と、思っている方 いらっしゃるのではないでしょうか。
その情報を信じて 慌てて 行動してしまう前に、動画をご覧になって頂き、参考にしていただけたらと思います。
セラミックに取り換える前に、やっておいた方がいいことや、新しい情報を知ったことで考えが変わるかもしれません。
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『 現状の銀歯をセラミックの歯に換えることは可能か? 』(7m53s)のビデオコラムです。
書き起こし
皆さんこんにちは。 万代総合歯科診療所のビデオコラムに ようこそ おいでくださいました。
本日は、「現状の銀歯を セラミックに換えることは 可能か?」というテーマで お伝えしていこうと思います。
今回のテーマであります、「現状の銀歯を セラミックの歯に 換えることは 可能か?」というテーマは、当院のホームページで テーマを募集しているところへ、ご応募くださいました テーマです。
ご投稿くださいました方におかれましては、この場をお借りしまして、厚く 御礼申し上げます。
さて、虫歯の治療を 受ける結果、特に 保険診療を 選んだ場合には、銀歯が入ってくる ということは、よくあることであります。
一つや二つ ならばともかく、数が多くなってくると、口を開けたら 銀歯だらけだ とか、ちょっと、やっぱり、見栄えの面で 苦痛の原因になってしまうことも あるのかと思います。
また、銀歯を構成する 金属、ちょっと解説しますと、銀歯は 純銀 というわけではありません。
ではなくて、いろんな種々の 金属を混ぜている、いわゆる 合金 という状態なんですが、その銀歯を構成する 金属の中には、有害な成分も含まれている というような情報を、インターネット等で 調べた結果、自分の歯から 毒がしみ出している と言わんばかりのような、恐怖感に陥られている というような方もいらっしゃるようですね。
このような苦痛を 自覚されるようになった方の中には、一刻も早く、銀歯をはずして 交換したいと、慌てて 歯科医院に駆け込んで、「とにかく 早くしてくれ」というように、歯科医療側をせかしている というような方も、いらっしゃる というのも聞いております。
今回のテーマであります 「現状の銀歯を セラミックの歯に換えることは 可能か?」という質問の回答は、もちろん可能なことではあるんですけれども、今回は いくつか、その際における 注意点に関して、これを 解説していきたいと思います。
まず、その注意点の 1番目としましては、施術前に、銀歯を セラミックとかに交換する前に、歯磨きとか、歯周病、これは 歯茎の炎症ですが、こちらへの対応を、しっかり終わらせておく ということが大事になります。
緊急処置とか、応急処置 とかというような場合を除いて、銀歯を セラミックに置き換える という処置は、歯磨きとか、歯周病の問題とか、そういうようなことが 解決できている 前提のもと行われる というのが、大事になってきます。
これを 怠ってしまいますと、結局は、きれいに仕上がったものの、相対的には、クオリティーの大変低い処置に なってしまいますので、ぜひとも、施術前の 歯磨きのこと、そして、歯周病の処置、これは ちゃんと済ましておく ということは、大事になってくるかと思います。
2番目としましては、ラバーダム防湿法を 採用している歯科医院を、選ぶように していただきたいと思います。
銀歯の 有害成分が気になる という方が、それを除去、銀歯を除去する際に、ラバーダム防湿法 というのを使ってもらえますと、非常に、削りカスが、お口の中に 入ってしまう、こぼれてしまう というのを、最小限に抑える という効果があります。
ぜひとも、ラバーダム防湿法を 採用していただくように、事前に 歯科医院側に、ご依頼をしていただければ よろしいかなと思います。
3番目としましては、噛み合わせの記録を 取る時とか、噛み合わせの 最終的な調整、できあがってきた物の 噛み合わせの 最終調整を行う時は、必ず、患者さんの上半身は、起き上がった状態にする ということが大事になります。
通常、歯科医療を行う場合、患者水平位 といいまして、患者さん側は、寝た状態で 施術を受ける ということが、ほとんどです。
ですが、この状態で噛み合わせ、つまり、水平位のまま 噛み合わせの記録を取っていったり、できあがった物を 調整、微調整を行う過程で、患者さんを水平にしたまま 噛み合わせの 最終調整まで行ってしまいますと、本来の、その方が持っている 噛み合わせの位置から ずれた状態で、調整なり、記録が取られてしまう という懸念があります。
これを短期間で、多くの歯「こっちも、こっちも、銀歯はずしてくれ」という話になった場合には、これを 短期間でやっていこうとすると、特に、その結果「噛めなくなった」とか、「どこで噛んでいいんだかわかんない」だとか、極端な話 「体がふらついてしまう」というような状況になってしまう という方もおられるようです。
こうなってしまいますと、非常に、リカバリー、尻拭い というのは、大変 厄介なことになってしまいます。
こうならないためにも、噛み合わせの記録を取る時 とか、できあがってきた物の 噛み合わせの最終調整を行う時には、患者さんは 寝かせた状態ではなくて、起き上がった状態。
もう少し 具体的に言うと、食事をしているときの、座って、上半身、正面から ちょっと下を向いているぐらいの状況で、噛み合わせの記録を取る ということが、大事であります。
ただ、なかなか、これを採用している歯科医院も 少ないのが現状でありまして、まず、そういうような歯科医院を探していく ということが、大事になってくるのかと思います。
昨今、私どもに 問い合わせを受ける 患者さんの質問の中に、銀歯が 非常に有害な成分が たっぷり入っているがごとく、そういう情報を 聞きつけて、「どういう状態なんだ」というような お問い合わせを受けることがあります。
銀歯を構成する 金属の中に、有害成分がある ということ自体は、間違いではないです。
ただし、慌ててやることではない ということは、強調しておきたいと思います。
どうか、皆様におかれましては、冷静な判断をもって、的確に行動をしていただくことを、強くおすすめいたします。
本日は、「現状の銀歯を セラミックの歯に換えることは 可能か?」というテーマで お伝えしました。
※ 以下も、ご参考になさってください。