万代総合歯科診療所 ビデオコラム 「歯の欠損を放置するとどのような問題が起きてくるのか?」
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万代総合歯科診療所 のビデオコラムです。
何らかの理由で 抜歯をしたその歯の部分は、どうするのがいいのでしょうか?
インプラントを入れるのか、義歯を入れるのか…
欠損部分には いろいろな対応ができますが、特に何もせず、抜きっぱなしのままにしてしまう方もいらっしゃるそうです。
そのままにした場合 どんな問題が起きるのかというのを、ぜひ知っていただきたいと思います。
あとになって、“あの時やっておけばよかった…” ということにならないように、ぜひご覧になってください。
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『歯の欠損を放置するとどのような問題が起きてくるのか?』(7m19s)のビデオコラムです。
以下、「歯の欠損を放置すると どのような問題が起きてくるのか?」の動画内容を文章に書き起こしたものです。
書き起こし
皆さんこんにちは。万代総合歯科診療所のビデオコラムにようこそおいでくださいました。
本日は「 歯の欠損を放置すると どのような問題が起きてくるのか? 」というテーマで お伝えしようと思います。
皆様の中には、やむを得ず歯を抜歯せざるを得なくなった方もおられるかと思います。
特に、部分入れ歯を使う方に 多いんですけれども、部分入れ歯を 入れてみたのはいいけれども、違和感とか異物感が強くて 「ちょっと入れていられないな」ということで 外してしまって、外したままで食事をしてみると 「結構食べられるじゃんこれで」というようなことを認識してしまって、「なくてもいいかな」というようなことで 入れ歯なしのままで 欠損の放置のままで過ごしてしまう という方もおられるようです。
今回はこのような実情を踏まえまして、歯の欠損を放置すると どのような問題が生じるのか ということについて、解説していきたいと思います。
歯の欠損が生じるとどんな現象が起きるのか ということの1番目としましては、歯数の歯の数の減少ですね。
当たり前の話なんですけれども、それがどのような問題が生じるのか ということでありますが、奥歯の場合は 咀嚼能率の低下。
食べられなくなってくる という方向に向かっていくということになるわけです。
前歯の方は 審美性の問題。
歯っ欠けのままっていうわけにはいきませんから ちょっとカッコ悪いですもんね。
そういうような問題とか発音の問題、「さ・し・す・せ・そ」何ていうのが一番代表的かと思いますけれども、息漏れを起こす というような現象を起こすことがあります。
どんな現象が起きるのか ということの2番目の問題としましては、隣在歯その抜けたところの両隣さんの歯が 欠損の空間に倒れこんでくる という現象が起きます。
ここが倒れこむと さらにその両隣との隙間が出ますので、それも傾くそれも傾くということで 連鎖反応的に歯の傾きが起きてくる ということが考えられます。
また、その欠損に対する 相手の歯ですね。
対合歯って言うんですけれども、いなくなるとお互い歯というのは出る杭の性質を持っているので、お互いが噛んでる分には そこに杭を打ちあってその場にいるんですが、いなくなっちゃうと出る杭の性質があるので その空間にですね、相手の歯が飛び出てくる というような現象が起きます。
これらのことが どんな問題を引き起こすのかということになりますけれども
まず、1番目としましては 歯列不正です。
簡単に言うと、歯並びが悪くなる ということであります。
これはどんな問題を引き起こすか、これはまずですね、歯並びが悪くなれば 審美性の問題で見栄えの問題も出てくるかと思います。
噛み合わせが不安定になる ということですね。
ある時を境に「あまりよく食べられなくなってきたな」とか「どこで噛んでいいのかわからなくなってきた」そういうような現象を引き起こすことがあります。
そして咀嚼運動ですね。
顎が 下顎が動くわけですけれども、蝶番のように動くわけではなくて、いろんな方向に 下顎が動くんですけれども、この円滑な動きに対して その辺に傾いた歯があると ガツンと 干渉 と言って、ぶつかってしまう そういうような現象を引き起こすことがあります。
どんな現象が起きるのか ということの2番目でありますけれども、残存歯 抜いた歯ではなくて 残っている歯のことですね。
そして 歯周組織。歯が植わっているところの顎の骨とか歯茎とか、ここは歯周組織という風に 言ってよろしいかと思います。
後は 顎関節ですね。
ここの過重負担。力が、負担が強くなってくることですね。「オーバーローディング」なんていいますけれども こういうような現象が起きてきます。
それがどんな問題が起きるのか と言うと、残っている歯に力が、噛む力が支える歯が少なくなったということは その残ってる歯に力が集中することになりますから、歯がボキッとかけてしまう、割れてしまう ということですね。
時には 割り箸を割ったみたいに バキンっと垂直に割れてしまう。
そういうような現象が起きてくることがあります。
また、歯周組織への力が強くなってくると その部分の歯茎が腫れてくるとか、顎の骨がなくなってきてしまう とかいうような現象を引き起こします。
あご関節に その力が集中した場合には、食事の度に 耳の前の辺りが痛い とかというような問題を引き起こすことになってきます。
これらのことは 入れ歯を外して最初のうちはいいんですけれども、今申し上げた問題が ゆっくり進行していくので、最初のうちは気づかないんですね。
いよいよになってから気付いた頃には かなりその問題がこんな大きくなってですね、初めて気づかれる というようなことになって、それをまた戻していくというのは 非常に厄介になるケースがあります。
必ずしも、一本でも抜歯をしたら 絶対にその場には人工の歯を入れなければいけない ということではないんですけれども、多くの場合は、不具合いわゆる気にならない そういう歯が抜けたままでも気にならない という場合でも、大半の場合はやはり 何らかの形で歯を入れていく必要があるかと思います。
この欠損のある方にですね 放置されている方、不具合がなかったとしても担当の歯科医師に相談されて、しかるべき処置を受けるようにしていただきたいと思います。
本日は「歯の欠損を放置すると どのような問題が起きてくるのか?」というテーマで お伝えしました。
※ 以下も、ご参考になさってください。