万代総合歯科診療所 ビデオコラム 「入れ歯の隙間を埋める安定剤の活用は有効か?」
歯科 群馬 前橋 高崎 伊勢崎 桐生 太田 入れ歯 義歯 入れ歯安定剤 ポリデント
万代総合歯科診療所 のビデオコラムです。
長く入れ歯を使っていると、カタついてきたり バネが緩んできたりして、食事の時などに入れ歯が安定しなくなることがあります。
(入れ歯が安定しなくなる原因については、前回のビデオコラム「入れ歯を使用しているとガタつきが生じるのはなぜか?」にてお伝えしています。)
安定しなくなり入れ歯が使いづらくなったときに、市販の入れ歯安定剤を使う方がいらっしゃるかと思います。
今回は、入れ歯安定剤を使うにあたって 気を付けてほしいことをお伝えしていますので、参考にしていただければと思います。
歯科に関するご質問をお寄せください
ビデオコラムのテーマ募集
★当院のホームページでは、ビデオコラムのテーマ募集をしています。歯科に関して疑問に思っていることなどございましたら、お気軽にご応募ください。
テーマ募集に関する詳しいご案内は、以下のリンクからご確認ください。
『入れ歯の隙間を埋める安定剤の活用は有効か?』(4m13s)のビデオコラムです。
以下、『 入れ歯の隙間を埋める安定剤の活用は有効か? 』の動画内容を文章に書き起こしたものです。
書き起こし
皆さんこんにちは
万代総合歯科診療所のビデオコラム にようこそおいでくださいました。
本日は『 入れ歯の隙間を埋める安定剤の活用は有効か? 』というテーマでお伝えしようと思います。
皆様の中には義歯 すなわち取り外しのタイプの入れ歯になるわけですが、これを利用されておられる方もいらっしゃるかと思います。
一定期間義歯を使っていると、かつてあったピッタリとした安定感というのが無くなってきて、ガタつき感を自覚するようになってくることを経験されると思います。
この対応策として大きく二つ方法があります。
1番目は、歯科医院で調整修理をして安定感を取り戻すという方法です。
2番目としましては、市販の入れ歯安定剤を使用して安定させると いうこの二つの方法があるわけです。
今回は、この2番目の市販の入れ歯安定剤、これを使用して安定させるということについて解説していきたいと思います。
市販の入れ歯安定剤は、大半の場合義歯にガタつきが生じる時に使われることが多いと思います。
あとは落ちやすくなったとか、特に上の総義歯がポトンと落ちやすくなった時に使われると思います。
義歯がガタついてきたとか落ちてきた時の本来の対応は、先ほど申し上げました1番目の歯科医院で調整そして修理を行うというのが本来であります。
市販の入れ歯安定剤は、その調整修理のために歯科医院へ行くまでの一時的な しのぎ策 という風に解釈して頂く方が宜しいかと思います。
これを例えば入れ歯安定剤を入れてみた ⇒ 結構調子いいじゃないか ということで、中には延々とその使用を続ける方もいらっしゃるのも事実かと思います。
こういうことを続けていきますと、まずその収まりが何回か繰り返してる中で、位置決めがマズいところで収まってしまいます。
そうすると、噛み合わせの不安定になってきたり、残ってる歯へ異常な力が加わるというようなことで、破壊の方向に向かっていくということが懸念されます。
またその商品によっては、交換の際に綺麗に取り除けないという性質のものもあります。
その取り除けなくなったところに、汚れバイ菌の繁殖とか様々なその不衛生の要素が出て来ます。
これが積もり積もっていくと、また大きな問題を引き起こす危険性があるということを指摘しておきたいと思います。
義歯がガタついてきた時は、速やかに歯科医院へ行って頂いて修理・調整をして頂くというのは本来でありまして、入れ歯安定剤にあまり頼ることがないようにして頂きたいと今回はお伝えしていこうと思います。
本日は『 入れ歯の隙間を埋める安定剤の活用は有効か? 』というテーマでお伝えしました。
※ 以下も、ご参考になさってください。