万代総合歯科診療所 ビデオコラム 「なぜ歯石を取らなければならないのか?」
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万代総合歯科診療所 のビデオコラムです。
歯石は、歯磨きでは落とせない汚れのため、歯科医院で歯石除去を行うことが必要です。
特に、ご自身で気にならないから と、歯石が付いたままにしていることはありませんか?
今回の動画では、歯石が付いていることで起きる問題について お伝えしています。
健康なお口を保つためにも、ぜひ、参考になさってください。
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『なぜ歯石を取らなければならないのか?』(4m45s)のビデオコラムです。
書き起こし
皆さんこんにちは。 万代総合歯科診療所のビデオコラムに ようこそ おいでくださいました。
本日は『なぜ歯石を取らなければならないのか?』というテーマで お伝えしていこうと思います。
皆様の中には、歯石を取りに、定期的に歯科医院へ 通っている方もおられるかと思います。
その目的の一つには、見栄えやエチケットの目的で 歯石を取っている方もおられると思います。
この他にも、歯石を除去していく必要性がありますので、今回は これを解説していこうと思います。
まず、歯石の成り立ちについて おさらいをしていきます。
歯石は 歯磨きの磨き残し、プラークと言いますけれども、これは ばい菌の塊です。
このプラークが、唾液中のミネラル成分によって 固まってこびりついたものが 歯石です。
歯石がどのような問題を引き起こすのか ということですが、1番目の問題としましては『ばい菌の繁殖の温床になる』ということです。
歯にこびりついた歯石は、その表面に 凸凹があり、非常にザラついている構造です。
このざらつきがありますと、先ほど申し上げました プラークがよりつきやすくなり、さらに、歯磨きでは 取り除きにくくなる ということを意味します。
むし歯や歯周病は、このプラークの存在によって引き起こされるので、プラークがつきやすいということは、むし歯や歯周病を助長する方向に向かう ということを意味します。
従いまして、定期的に歯石を取ることで むし歯や歯周病になりにくくなる環境にする という効果が期待できるようになります。
2番目の問題としましては 『歯肉退縮を引き起こす』 ということです。
歯肉退縮とは 歯茎が下がってしまい、歯根(歯の根っこ)が露出することを言います。
歯肉退縮を引き起こすと、見栄え上の問題や その他のいろいろな問題を引き起こすことになります。
先ほど 歯石の表面にはざらつきがあるのでプラークがさらにつきやすくなる とお伝えしましたが、新たに付着したプラークがさらに歯石となっていくことを繰り返して、歯石は より堆積して大きくなっていきます。
この歯石の堆積が 歯根の先端方向に向かっていくと、歯肉とくっついていた歯根を剥がし歯肉退縮を引き起こします。
こうなりますと、歯肉が腫れ上がったり、歯肉退縮すなわち歯茎が下がっていくことになり、見栄え上の問題やその他いろいろな問題を引き起こすことになります。
皆様におかれましては、このような問題を引き起こさないためにも 定期的に歯科医院へ通われて歯石を取っていただくということは非常に重要になってきます。
さらに加えますと『歯石がつかないようにする』すなわち『日々の歯磨きをしっかり行う』ということが 何よりも大事である ということをお伝えしていこうと思います。
本日は『なぜ歯石を取らなければならないのか?』というテーマでお伝えしました。
※ 以下も、ご参考になさってください。