万代総合歯科診療所 ビデオコラム 「歯石を付きにくくするにはどうしたらよいか?」
歯科 群馬 前橋 高崎 伊勢崎 桐生 太田 予防歯科 歯石 歯周病 歯磨き
万代総合歯科診療所 のビデオコラムです。
前回のビデオコラム「なぜ歯石を取らなければならないのか?」では、歯石が付いていることで起きる問題点について お伝えしました。
しかし、歯石が付かないように予防できていれば、問題がないのです。
歯石など 汚れの付着予防のポイントを 2つにまとめました。
虫歯、歯周病予防に大事な歯磨きなど 予防歯科への意識を高めていただければと思います。
歯科に関するご質問をお寄せください
ビデオコラムのテーマ募集
★当院のホームページでは、ビデオコラムのテーマ募集をしています。歯科に関して疑問に思っていることなどございましたら、お気軽にご応募ください。
テーマ募集に関する詳しいご案内は、以下のリンクからご確認ください。
『歯石を付きにくくするにはどうしたらよいか?』(6m57s)のビデオコラムです。
以下、ホワイトニング 歯 群馬「ホワイトニングを行う際の注意点について」の動画内容を文章に書き起こしたものです。
書き起こし
皆さんこんにちは。万代総合歯科診療所のビデオコラムに ようこそ おいでくださいました。
本日は『 歯石をつきにくくするには どうすれば良いか?』というテーマでお伝えしようと思います。
皆様の中には、定期的に歯石を取りに 歯科医院へ通っている方もおられるかと思います。
しかしながら『つい先日歯石を取ったばかりなのに、また歯石がたまってきてしまった』という方も おられるかと思います。
今回はこのような方に対して『歯石をつきにくくするにはどうすれば良いか』という対策について 解説していこうと思います。
まず、歯石がついてしまうことのメカニズムについて 解説していきます。
歯石は、磨き残し プラークと言って 事実上ばい菌の塊になるわけですが、これが唾液中のミネラル成分によって固まってしまったものが歯石になるわけです。
ということは、日々の歯磨きによって プラークが完全に除去されていれば、理論上は歯石がつかないということになります。
しかしながら、これを毎日毎日 完璧にプラークを落とすということは、我々、歯科医師でもなかなか難しいのが現状でありまして、やむを得ず堆積した歯石に関しては 歯科医院で取ってもらうということが必要になってくるわけです。
では、この歯石を付きにくくするようにするにはどうすれば良いか ということですけれども
まず1番目としましては『 日々の歯磨きのレベルを上げていく』すなわち もっとよく歯磨きを行うということになります。
ご本人にしてみれば、『いやしっかり磨いてるよ!』と言いたくなるのも理解できるのですが、歯石がつきやすい方のお口の中を拝見してみると、やはり 普段の磨き残しが 多く存在してるということが大半です。
確かに歯磨きは多少技術が要求されますが、本来 歯磨きは『技術』ではなく『意識・知識』の問題が大きいウエイトを占めることになります。
すなわち『日々の歯磨きを行うことがどれだけ重要か 』ということを理解すれば、歯磨きの『技術』は後からついてくるという風に解釈していただいた方がよろしいかと思います。
例えが適切でないかもしれませんが、『食後歯磨きをしない もしくは大雑把』というのは『用を足して尻を拭かない もしくは大雑把』というのと、本質的には同じであるということを お伝えしておきたいと思います。
また、ご自身が歯石がつきやすいタイプであると言うことを自覚している方には、『では、歯磨きは大雑把でよろしいですか?』ということを 質問しておきたいと思います。
歯石を付きにくくするようにするにはどうすれば良いか ということの2番目としましては、『歯並びを改善する』ということです。
歯は固有の形をしていて、これが1本1本独立して並んでいるので、完璧な歯並びをしていても 多少なりとも凸凹が存在することになり、この凸凹に合わせて歯磨きをする必要があります。
ただ、歯並びにあまりにも問題がある場合、かなり高度なテクニックで歯磨きをしても やはり磨き残しを作りやすい ということがあります。
若い時から歯並びに問題を抱えていた方が『若い時やっておけばよかったな』と思いながらも 歯列矯正治療を行うことなく成人・中高年となり、今度はその歯並びの問題のために見栄えよりもプラークや 歯石がつきやすい環境となり、むし歯や歯周病によりなりやすい環境にしてしまっている。
こうなってしまう前に『プラークや歯石が付いてしまいにくくなる対策』として『歯列矯正をして歯並びを改善する』という手段があります。
歯列矯正となりますと 介入が若干大がかりになりますので、強い決断を要求されることになります。
しかし、中高年以上の方で歯並びに明らかな問題がある方は 『見栄え・審美性 』というよりも、『プラークや歯石がつきにくい環境にして、むし歯や歯周病になりにくくする』ことを目的に 歯列矯正治療を検討することも必要になろうかと思います。
成長期を過ぎても歯列矯正はできますので 該当する方は、是非ともご検討していただければと思います。
本日は『 歯石をつきにくくするには どうすれば良いか?』というテーマでお伝えしました。
※ 以下も、ご参考になさってください。