万代総合歯科診療所 ビデオコラム 「充分に気をつけているのに 虫歯になりやすい人の 意外な理由 その2」
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万代総合歯科診療所 のビデオコラムです。
今回は、前回のビデオコラムに続き 虫歯予防に関しての情報をお伝えします。
“歯に汚れが付いたままになっていると虫歯になる”だけではないことを皆様に知っていただけたらと思います。
虫歯の原因は いくつかあります。
ぜひ、動画をご覧になって、日常生活から意識してみてください。
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『充分に気をつけているのに 虫歯になりやすい人の 意外な理由 その2 』(6m10s)のビデオコラムです。
以下、『 充分に気をつけているのに 虫歯になりやすい人の 意外な理由 その2 』の動画内容を文章に書き起こしたものです。
書き起こし
皆さんこんにちは。万代総合歯科診療所のビデオコラムにようこそおいでくださいました。
本日は『 充分に気をつけているのに 虫歯になりやすい人の 意外な理由 その2 』 というテーマで お伝えしようと思います。
皆様の中には、虫歯予防のために
・日々常識的な歯磨きは行なっている
・糖質と糖分の摂取・管理を気にかけている
・フッ素も適正に使っている
これらのことを 行っているにもかかわらず、定期的に 新たな虫歯が発生してしまう という方がいるようです。
当事者である ご本人も その解決策が分からず、担当している歯科医療側も その対策を講じることなく、漫然と虫歯処置と定期検診を繰り返している現状があるようです。
今回はこのような状況をふまえ 『充分に気をつけているのに虫歯になりやすい人の意外な理由とは 』ということについて 解説していきたいと思います。
虫歯になるための 主な要素をおさらいしていきます。
・虫歯菌の存在
・砂糖そのものや ご飯のデンプンも含む『糖質 』 の存在
・歯自体の結晶構造の強さ または 弱さ
この3つが挙げられます。
これをふまえて、虫歯予防の手段としては
・虫歯菌を減らすため、日々の歯磨きをしっかりさせている
・糖質を含む お菓子などの甘いものを、むやみに与えない
・歯の結晶構造を強くするため、必要に応じてフッ素を使用している
という事が挙げられます。
保護者からの このような虫歯予防に対する 然るべき働きかけの結果、概ね高校生までに、虫歯に悩むことがあまりない。
すなわち『学校での歯科検診に ほとんど引っかからなかった 』という方は
例えば 『親元を離れたとたんに、甘いものを無制限に食べるようになった 』というような、食生活を中心とした生活習慣が急激に変化しない限り、その後、虫歯が頻発することは起こりにくいと考えられます。
しかしながら、先ほどお伝えした、保護者が然るべき虫歯予防に対する対策を 幼少期から行なっていても、虫歯が頻発してしまうという方や、かつては虫歯には困ることは無かったのに 思い当たる理由もなく、ある時期を境に虫歯が頻発するようになってきた という方もいます。
これらの原因としては
①:食事の回数が多い
②:食いしばりによって歯にひびが入る
この2点が考えられます。
今回は2番目の『 食いしばりによって歯にヒビが入る』ことについて 解説していきます。
歯というのは、結晶構造になっています。
食事による咀嚼を繰り返すことによって、その結晶構造に対して、毎回 自身の体重くらいの力がかかります。
従って、ほぼ全ての方の歯は、多少なりとも クラック すなわち ヒビ が入ることになります。
時に、このヒビから虫歯菌が入り込み、虫歯菌 繁殖の温床となって、虫歯が進行してしまうことがあります。
これに該当する方の大半は、食事中時以外でも、持続的に上下の歯を噛み合わせている事が考えられます。
意外に思われる方もいるかと思いますので、繰り返しお伝えします。
上下の歯は、食事の時以外は 噛み合わないのが本来です。
しかし、何らかの理由で 常に上下の歯が噛み合っている方がいます。
持続的に上下の歯が軽く触れ合ってる程度の状態を、歯列接触癖・TCH( Tooth Contacting Habit )と言います。
この TCH が 強い力で噛み合ってる状態を維持していると 『食いしばり 』となります。
食いしばりは、歯のヒビを引き起こす 大きな要因になりえます。
『 食いしばりによって歯にヒビが入る』事への対策は、『 食べ物を弱い力で噛む 』ということではなく、『食事時以外は上下の歯が触れ合っていないか確認をしていく 』という事の方が現実的となります。
『 唇は閉じて歯は離す 』ということを 心がけるようにしてください。
1番目の『 食事の回数が多い』ことについては、同じテーマの『 その1 』として解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
本日は『 充分に気をつけているのに 虫歯になりやすい人の 意外な理由 その2 』というテーマでお伝えしました。
※ 以下も、ご参考になさってください。