群馬経済新聞 様 にて執筆中のコラム 第2回です。
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2019年8月22日発行 第2回の テーマは『定期検診のステージ、これぞ経済的に最高の選択肢』と致しました。
以下、コラムの内容を書き起こしてあります。
ぜひ ご覧ください。
書き起こし
第2回 テーマ『定期検診のステージ、これぞ経済的に最高の選択肢』
とある経済誌に「多忙を極める孫正義氏であっても、定期的な歯科検診を欠かさず受診している」という記事
が掲載されていました。
この記事では「経営者が健康に対して早期発見・早期対応に取り組む事は常識」と結論付けています。
この結論は確かに間違いではないのですが、ある意味「当たり前」でもあり、経営者の視点としては若干ピントがずているように思えます。
この記事を「健康」ではなく「ビジネス」を切り口にすると、この記事の本質を垣間見ることができます。
ビジネスにおいては、ステージが高くなるほど時間に対する価値が高くなり、「一分一秒たりとも無駄にできない」ということになってきます。
ではなぜ、孫氏はそれでも定期的な歯科検診を欠かさず受診しているのでしょうか?
本来は日常における歯磨きなどの予防管理を確実に行い、定期的な歯科検診を受け、まずは「問題が起きないようにする」という取り組みが重要です。
それでもなお問題が起きてしまった場合には、問題が重症化する前に確実かつ速やかに治療をしておく、ということになるわけです。
「歯科検診を欠かさず受診する」ことを、物事を長期的・客観的・本質的な視点に立って判断すれば、歯科医療に要する時間・費用を最小限にして口腔内の健康が得られる「最も経済的効果の高い状態」にあるといえます。
孫氏はこれを忠実に実行しているものと思われます。孫氏は自身を「最大の人的資源」として、口腔内を含めた自身の健康に対する「事前対応マネジメント」を確実に実行していると推測されます。
このことは「先手を打つ」状態にあると言えるでしょう。実際、当院にも「先手を打つ」を実行されている方が多く受診されています。
しかし一般的には「一分一秒たりとも無駄にできない」という環境下に置かれると、「仕事が忙しすぎて歯科医院に通っている暇がない」という判断になりやすいようです。
一見すれば、歯科医院へ行かない時間をビジネスに回しているのですから、業績向上につながるといえます。
しかしこのような状態が続けば、口腔内の問題が増大し、治療による金銭的消費はもちろんのこと「時間」という人生やビジネスにとって最も大事な資源を消費し、最終的には業績悪化にもつながりかねないことになります。
これは「後手に回る」状態にあるといえるでしょう。
皆さまは、現在どのような状況にありますか。
そして、今後皆さまは「先手の対応」と「後手の対応」のどちらを選択しますか。
皆さまは、このいずれかを選ぶことができます。