ぐんま経済新聞 様 にて執筆中のコラム 第5回です。
群馬 歯科 前橋 高崎 伊勢崎 桐生 太田 インプラント 歯科定期検診
くいしばり
当院 院長が 2019年 7月より ぐんま経済新聞 様 にて「ビジネスを成功に導く歯科医療」と題した コラムを執筆しております。
第5回の テーマは『定期検診に潜む問題点 その3 口の中が清潔でも歯がボロボロに?』と致しました。
以下、コラムの内容を書き起こしてあります。
ぜひ ご覧ください。
書き起こし
第5回 テーマ『定期検診に潜む問題点 その3 口の中が清潔でも歯がボロボロに?』
皆さまのビジネスを成功させる上で、孫 正義氏のように歯科定期検診に欠かさず参加されることが最も経済的であることを、過去のコラムよりお伝えしています。
歯科定期検診の参加には一般の方に知られていない重大な問題点が三点あり、過去のコラムでは「予防も治療も両方必要」ということと「歯科医院での定期クリーニングよりも自身による日々の歯磨きが大事」ということをお伝えいたしました。
今回は「その3 口の中が清潔でも歯がボロボロに?」と題して、定期検診に潜む問題点を解説していきます。
歯科領域の問題は、虫歯や歯周病に代表される「細菌によるもの」と、歯のすり減りや破折(はせつ:欠ける折れる)に代表される「力によるもの」の二つの問題で大半を占めています。
歯科定期検診の主な項目として、「虫歯・歯周病再発有無の確認」 「歯磨き指導」「歯科衛生士によるクリーニング」の三つが挙げられます。
これらを確実に継続していくことにより虫歯・歯周病の再発防止に向けて先手を打つことができるようになります。
しかしこれら三つの項目は「細菌によるもの」への対応であり、「力によるもの」 には対応されていないのが現状です。
靴底や車のタイヤほど短期間ではありませんが、歯も同様に「使えば減る」「減った分は再生しない」のです。
10年単位の期間でゆっくりと均一に歯がすり減ってくれるのであれば、体の補正機構が働くので大きな問題は生じません。
しかし実際には均一にすり減ることはほとんどありません。
歯ぎしり・食いしばり・左右いずれかへの噛み癖・歯科治療による人工物の充填(じゅうてん)などによって、歯牙に加わる力に不均衡が生じ、多少なりとも偏ったすり減りや破折を引き起こしたりすることがあります。
これを最小限に食い止めるために、歯科定期検診の際に噛み合わせの確認も行うことが必要になります。
体の補正機構で対応しきれない不均衡な力に対応させるため、噛み合わせの調整・修正が必要になることもあります。
指の腹で上の歯の表側を軽く触れたままで、 いつものところでカチカチと噛んでみてください。
噛んだ時に歯の動きが指の腹に感じる場合は、噛み合わせの調整が必要になることも考えられます。
またこの状態を放置すると、 時に歯の破折を引き起こしたり歯が一本丸ごと抜け落ちることもあります。
歯科定期検診で噛み合わせの検査を実施している歯科医院は非常に少ないのが現状です。
「口の中が清潔でも歯がボロボロに?」なってしまわないように、 しっかりとした歯科医院を選ぶようにしましょう。