口の中の水ぶくれとは？

皆様の中には、お口の中（特に下唇や舌の裏側）に水ぶくれのようなものができたご経験をされた方も おられるのではないでしょうか？

多くの場合このような状態には、粘液嚢胞（ねんえきのうほう）という診断名がつくことが多いです。

粘液嚢胞とは何か？

口の中の唾液が出てくるところを『 唾液腺 』と言います。

唾液腺の出口が何らかの原因で塞がってしまうと、作られた唾液が溜まっていき、水ぶくれのようになる というのが粘液嚢胞の成り立ちです。

どのように対処したらいいのか？

まずは歯科医院または口腔外科を受診して どういう状況なのか確認してください。

自然に消えてしまうこともありますが、一旦自然に消えてたとしても再発することも考えられます。

そのような場合は、小唾液腺の摘出が必要になることもあります。

小唾液腺の摘出とは？

摘出というと「そんな怖いことするの？」と不安になるかもしれませんが、今までに歯科治療で麻酔をされたご経験がある方であれば特に怖くない処置です。

摘出というのは、あくまでも正式な呼び方で、実際は名前から想像されるような怖いことはありませんので、ご安心いただきたいと思います。

-まとめ- 「口の中の水ぶくれはどうすれば良いか？」

粘液嚢胞は下唇や舌の裏側にできることが多いです。

口の中に水ぶくれができたら、歯科医院や口腔外科を受診してください。

「自然に消えるならいいや」というように放っておくと、別の疾患で重大な問題になってくることも否定できません。

今回は『 口の中に透明な水ぶくれができたら どうすればよいか？ 』というテーマでお伝えしました。