万代総合歯科診療所 ビデオコラム 人工の歯を入れた直後になぜ違和感が残るのか
人工の歯を入れた直後になぜ違和感が残るのか
歯科の治療で人工の歯を入れた後、しばらくの間噛み合わせに違和感が残る経験をされたことがある方もおられるかと思います。
今回は、人工の歯を入れた直後になぜ違和感が残ることがあるのかについてお伝えします。
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人工の歯を入れた後、噛み合わせに違和感が残る理由
歯根と呼ばれる歯の根っこの周りには、歯根膜という薄い組織があり、この歯根膜がセンサーとなって、力の加減などを判断します。人工の歯を作る際、天然の歯と寸分違わぬ同じ形と材質で作ることは不可能なので、最初は噛み合わせの違和感が生じることがあります。
噛み合わせに違和感が生じる脳のメカニズムとは
新たな人工の歯が入ると歯根膜や、舌や頬、唇の粘膜が、別物が入ったということを感じ取って、これらの感覚を違和感として脳に伝えます。噛み合わせの高さが完璧に調整されたとしても、材質が違うと歯の跳ね返りの情報が、噛み合わせた相手の歯から脳に伝わっていく事になるので、これだけで別の歯が入ったと脳が判定する事になります。
噛み合わせに違和感がある時の注意点
人工の歯を入れた後違和感が残っても、最終的には脳自体が許容を認め、噛み合わせに対する違和感はなくなっていきます。その間、噛み合わせの自己審査だけは行わないでください。
違和感がある時に、噛み合わせの自己審査を頻繁に試してしまうと、脳が認める違和感に対する許容範囲が狭まり、いつまでも噛み合わせの違和感が残るという事態になりかねません。
-まとめ- 「人工の歯を入れた直後になぜ違和感が残るのか」
人工の歯を入れた直後に違和感が残るのは脳のメカニズムにより起こるものです。違和感があっても大体は数日から一週間程度でおさまっていきますので、気にしすぎないで様子をみようと考えられるくらいがちょうど良いと思います。
今回は『人工の歯を入れた直後になぜ違和感が残るの』というテーマでお伝えしました。
※ 以下も、ご参考になさってください。