インプラント治療をしなくて済むように
繰り返し申し上げます
確かにインプラント治療は、歯を失った後の治療(欠損補綴処置)としては現時点において大変すばらしい治療法です。
しかし、インプラント治療は、「実に良く走れる義足」「実に良く物をつかめる義手」と同じで「実に良く噛める義歯」なのです。どんなに精巧で、よく噛むことができて、頑丈であっても、元々ある歯を残せるならそのほうがいいと思いませんか?
インプラント治療は現在の歯科医療において、なくてはならないとても重要な分野です。歯科医師は、インプラント治療がもたらす恩恵を広く伝えていくことは大事なことですが、それ以上に「歯を保存する(抜かずに残す)事」の大切さ、抜歯⇒インプラントにならなくて済むことの大切さも同時に歯科医師は伝えていく必要があると思います。
『一生涯、自分の歯で噛める』というのは、あなたの口の中を『インプラントだらけ』にする事ではないのです。
ご自身の歯を大切に
21世紀になって約20年、虫歯治療・根管治療は再治療を繰り返し、30代以上の80%以上が歯周病に罹患しそして歯を失っていくのでしょうか。なぜあなたは歯を失い、インプラント治療を受けることになってしまうのでしょうか。
自身の歯、そして自身の健康を守るために「自身の歯を極力抜かずに残して、極力インプラント治療を受けずに済む」ようになる事を1人でも多くの方が実行に移していただけることを願ってやみません。